季節のイベント。

雛人形はいつ出す?いつ仕舞う?正しいタイミングと飾る際のポイント。

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雛人形は女の子の健やかな成長を願う大切な飾りです。

しかし、「いつ出すのが正しいの?」「いつまでに仕舞わないといけないの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

雛人形の飾るタイミングや片付ける時期には、昔からの習慣や地域ごとの違いがあります。

この記事では、雛人形を出す時期や片付ける時期、飾る際のポイントについて詳しく解説します。

雛人形はいつ出す?適切な時期とは

雛人形を飾る時期には明確な決まりはありませんが、一般的には 立春(2月4日頃)から2月中旬まで に飾るのがよいとされています。

これは、立春が暦の上で「春の始まり」を意味し、ひな祭りの準備を始めるのにふさわしい日とされているためです。

◇ 立春から飾るのが一般的

多くの家庭では 2月4日頃から2月中旬まで に雛人形を出します。

これは、立春が新しい季節の始まりを示し、ひな祭りの準備をするのに最適とされるためです。

◇ 雨水の日に飾ると良縁に恵まれる

2月19日頃の「雨水(うすい)の日」に雛人形を飾ると、良縁に恵まれる という言い伝えがあります。

雨水の日は雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める時期で、生命の誕生や成長を象徴する日とされています。

このため、女の子の幸せを願う縁起の良い日として、雛人形を飾るのに適していると考えられています。

◇ 遅くとも2月中旬までに飾る

雛人形は、ひな祭り(3月3日)に向けて飾るものなので、遅くとも2月中旬までには出すのが望ましいです。

ただし、地方によっては 1週間前の2月24日頃 に出す風習がある地域もあります。

◇ 大安の日に飾るのもおすすめ

縁起を担ぐ意味で、 大安の日 を選んで飾る家庭もあります。

お日柄を気にする場合は、立春以降で大安の日に合わせて飾るのもよいでしょう。

雛人形を片付けるタイミング

「雛人形を早く片付けないと婚期が遅れる」という言い伝えを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは、「物事を先延ばしにする性格になると、結婚のタイミングを逃す」といった意味の戒めのようなものです。

 

実際には厳密な決まりはありませんが、一般的には ひな祭りが終わったら、できるだけ早く片付けるのが良い とされています。

◇ 3月3日が終わったら早めに片付ける

一般的には、 3月3日が終わったら1週間以内 に片付ける家庭が多いです。

3月4日~3月10日頃 には片付けるのが理想的でしょう。

◇ 天気の良い日に片付けるのがポイント

湿気が多い日や雨の日に片付けると、カビの原因になります。

雛人形は繊細なので、 晴れた乾燥した日 を選んで片付けましょう。

◇ 地域によっては4月3日まで飾る場合も

関東では3月3日にひな祭りを祝うのが一般的ですが、 関西や一部の地域では旧暦の4月3日まで飾る風習 があります。

地域の習慣に合わせるのも良いでしょう。

雛人形を飾る際のポイント

雛人形を飾るときには、適切な場所や手順を守ることが大切です。

以下のポイントを参考にしましょう。

◇ 1. 飾る場所を選ぶ

雛人形は、 直射日光や湿気の少ない場所 に飾るのが理想的です。

日光が直接当たると色褪せの原因になりますし、湿気が多いとカビが発生しやすくなります。

  • おすすめの場所 :リビングや和室の床の間
  • 避けるべき場所 :玄関や窓際、エアコンの風が当たる場所

◇ 2. 飾る前に手を清める

雛人形は縁起物なので、飾る前に 手を清める と良いでしょう。

手袋をつけると、人形に直接触れずに済むため、傷みを防ぐことができます。

◇ 3. 正しい並べ方を知る

雛人形の並べ方には、関東と関西で違いがあります。

  • 関東風 :向かって左に男雛(お内裏様)、右に女雛(お雛様)
  • 関西風 :向かって右に男雛、左に女雛

自分の地域の並べ方を確認して、適切に飾りましょう。

まとめ:雛人形の出す時期と仕舞う時期

項目 時期の目安
出す時期 2月4日~2月中旬(雨水の日に飾ると良縁に恵まれる)
片付ける時期 3月4日~3月10日
片付ける際のポイント 晴れた日に乾燥させて収納

雛人形を適切な時期に出して、きちんと片付けることで、毎年美しく飾ることができます。

女の子の健やかな成長を願いながら、大切に扱っていきましょう。

 

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